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響 良牙(ひびき りょうが)は、高橋留美子の漫画作品及びそれを原作とするアニメ『らんま1/2』に登場する架空の人物。アニメでの声優は山寺宏一

経歴[編集 | ソースを編集]

早乙女乱馬の転校前の学校(男子校)時代の同級生。購買部でのパン争奪戦において乱馬に負け続けたため、決闘場所は響家から一本道を500米行った先にある空地に指定して決闘を申し込む(アニメでは響家の裏にある空地)。この時、乱馬は約束の日から3日間待ち続けたが良牙は現れず。約束の日から4日目、良牙が迷子の末、ようやく決闘の場所に到着。しかし、その時乱馬は修行のため中国へ旅立ってしまっていた。

乱馬を追って中国へ渡るが、偶然立ち寄った呪泉郷において、変な女に黒豚溺泉に蹴り落とされて水をかぶると黒い子ブタになり、湯をかぶると元に戻る体質になってしまう。呪泉郷の変身体質を持つ主要人物は修行のために呪泉郷に訪れたが、良牙は乱馬を追って偶然立ち寄った点で異なっている。

その後日本に戻り、半ば逆恨みのような形で復讐しようと乱馬の前に現れる。戦闘中、良牙を黒豚溺泉に蹴り落とした変な女はらんまである事が判明。逆恨みではなくなり、自身を黒ブタの変身体質にさせた乱馬を倒す目標を再確認した。もっとも、その後その恨みを特に思い出している描写はなく、むしろライバルとしての打倒を目指しており、乱馬が弱くなったときには涙さえ流している。

結局、らんまと黒ブタ状態の良牙との格闘を見た天道あかねが、らんまが黒ブタをいじめていると勘違いして保護。黒ブタ状態の良牙をPちゃん(Pigから)と名付け、あかねのペットになった。またそのあかねの姿に良牙は惚れてしまう。以降、乱馬を倒すべく修行の旅を重ねる一方で、天道家では乱馬の友達として旅先の土産を持って帰ったり、Pちゃんとしてあかねに可愛がられるように奇妙な立場になった。

また、白鳥あずさには、黒ブタ状態の良牙をシャルロットと名づけられた。

人物[編集 | ソースを編集]

頭に巻いたバンダナと牙(八重歯)がトレードマーク。乱馬自身もライバルと認めており、その戦闘力は非常に高い。常に超重量の番傘を持ち歩き、それを片手で易々と持ち上げるほどの腕力を持つ(しかし、乱馬もその傘を片手で易々と持ち上げており、乱馬もまた腕力が怪物並みであることを示す描写がある)。この傘は雨に濡れて黒ブタに変身しないための雨傘としても使用している。初期は身に付けているバンダナやベルトを刃物のように使いこなし、武器として扱っていた。初期は武器用にバンダナを大量に巻いていたが技を得た中盤からは一枚しか巻いていない。後に「爆砕点穴」や「獅子咆哮弾」など強力な技を会得する。また、爆砕点穴を会得したときの修行の効果で異常に打たれ強くなった。その打たれ強さは、あかねに鉄柱で頭を殴られても痛みを感じないほどである。

極度の方向音痴で、近くの場所でも壮大な迷子となることが多い。地図も全く読めず、その上、本人に目的地への地図を作らせようものなら、地図として体をなしてない無茶苦茶なものになってしまう。東京都内を移動するのに北海道九州を経由してしまうほど。また、自分の家のすぐ裏に行くのでさえ、江の島、横浜、原宿、浅草などを通ったことがある。乱馬やあかねが関係する場所に関しては時間は掛かっても目的地には辿り着いている。そのため、どこでも野宿ができるようにテントなどを入れたリュックサックを背負っている。迷子になった時は「一体ここはどこなんだ?」と言うのが口癖。打倒乱馬を目指して修行を重ねているが、方向音痴のため全国を回る羽目になり、各地の土産を買いながら東京へ帰っている。中国旅行が賞品のレースに2度参加して、すべて優勝するも、その方向音痴であるがために元に戻るチャンスを自らつぶしてしまっている。

単純かつ真面目な性格で乱馬のバレバレの変装や嘘に幾度となくだまされてしまう(初期にはカツラが取れれば乱馬と見破れる程の知性はあった)。真面目さゆえに傷つきやすいが、その分立ち直るのも早い。卑怯な性格のキャラクターが多い中、それほど卑劣なことはしない(乱馬をだまそうとしたり、Pちゃんの姿を利用してあかねの部屋に忍び込んだりはするが)珍しいキャラクターの一人。性格が良いせいか他の登場人物に嫌われる事がなく、天道家への来訪を喜ばれる数少ない人物。また、思い込みの激しい性格で、騒ぎを起こすことも。

右京とコンビを組むことが多かったが物語終盤に雲竜あかりが登場してからは右京と登場することはなくなった。アニメなどのメディア展開はあかりちゃん登場前だった為、主に右京とのコンビに重点が置かれている。

本人曰くあかね一筋らしいが、乱馬の女装にすぐに騙されたり、あかねに限らず女の子に言い寄られると舞い上がってしまい「これは夢ではないか」と半ば錯乱状態に陥る。自分を好きになってくれたあかりちゃん登場後は、あかねとあかりのどちらかを選ぶことができない等、意外に無節操な所もある。また和風男溺泉を捜す時はPちゃん状態で下着姿のあかねに抱きしめられた事で本来の目的より目先の幸せに走っている。

あかねは人間状態の良牙にもきわめて高い好感度を抱いているが、あくまで「良いお友達」としてであり、彼女の何気ない一言が良牙の心にトドメを刺す。あかね自身は良牙に彼女がいないことを心配しているが、自分が彼女になるという発想は全くない。

実家は天道家のとなり町にある一軒家で一見ごく普通の家庭。家族は両親のみで兄弟姉妹はいない。両親は作中に登場していないが、良牙と同様に2人とも極度の方向音痴でいつも家を空けている。良牙が家に帰ったときも、出掛けた母親は10日はゆうに家に帰っておらず、北海道に出張して夏には帰ると置き手紙を残した父親も、良牙曰く「帰るのはクリスマス頃」になるとのこと。このように家族が家を空けていることが多いせいか、家の玄関には空き巣退治のワナが良牙の母により仕掛けられていたりする。良牙が家に帰ってくるのは土産を置きに帰ってくるぐらいで、良牙の部屋には日本中のお土産が飾ってある。乱馬と良牙が同じ学校に通っていた頃は、方向音痴で帰れなくなった良牙をよく乱馬が家まで送っていたらしい。良牙の認識では、彼の家は「富士山が西に見えて、どちらかというと太平洋側の住宅地」らしい(この認識からも良牙がいかに方向音痴かが解る)。また、実家にはペットに右半身が黒く、左半身が白い犬の「シロクロ」(メス、4歳)がいる。シロクロが子供を産んだとき、家にたまにしか帰らない良牙に子供を見せるためにテレビ番組の尋ね人コーナーに出演するシーンがある。

「良牙=Pちゃん」であることを知る者として乱馬、玄馬、呪泉郷ガイド、コロン、シャンプー、ムース、雲竜あかり、天道家では天道早雲がいる。あかねは抗水香鹸の効力がある時に良牙が水を被っても人間のままであったのを目撃しているため、良牙に変身体質がないと思っており、「良牙=Pちゃん」であることを知らずにいる(そのため、和風男溺泉を探していた際は「良牙の善意」と完全に思い込んでいた)。この件については乱馬も彼に全面協力的に正体がバレないように奔走している。ちなみに新作OVAで眠っていたあかねを除くほとんどのキャラクターに変身シーンを見られている。

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爆砕点穴(ばくさいてんけつ)
万物あらゆるものにある爆砕のツボを突き、粉砕する技。コロンから伝授される。土木工事用に用いられる技で人体には無効。当初、良牙と乱馬は人体にも有効だと思っていた。良牙はこの技を覚えて以降、迷子になりながらも地面や岩壁から神出鬼没に乱馬たちの前に現れる場面が出てくるようになった。道に迷った時に、とりあえず足元に穴を開けて地中を移動することも。ちなみに女傑族の技ではない。
獅子咆哮弾(ししほうこうだん)
爆砕点穴同様、元々は土木工事用の技。不幸などで気分が重くなった時、その「重い気」を自身の手のひらから放出し目標に当てる技。こちらは人体にも有効。真面目で不幸な良牙にうってつけの技と言え、この技を習得して以降は乱馬にケンカで勝つことも珍しくなくなった。
実際は「重い気」以外の気でもでき、乱馬はこれを参考に「強気」を手のひらから出す猛虎高飛車という技を編み出していた。
完成型は極限まで重くなった気を真上に打ち上げ、「気を沈ませ」、周囲に叩きつける技となる。使用者自身は放心状態で「気が抜けている」ために、この重い気に潰されることはないが、雑念を少しでも加えられ「気が抜けている」状態を解除されると自身も潰されてしまうという欠点がある。良牙はあかねにフラれる(特に乱馬と付き合う形で)事を思い出すことで桁外れの威力を引き出すことができ、乱馬が「俺、あかねとキスしたぞ」という言葉を発したときは、嫉妬と悲しみと思い込みからとんでもない威力になってしまった。また、生死をさまよった時に三途の川で見た幻(乱馬が「あかねのことは俺に任せろ」と言いながら、あかねと寄り添っていた)から出た獅子咆哮弾で助かっている。
その特性上、「獅子咆哮弾の使い手は、坂を転げ落ちるように不幸になる(技の威力を増すために、より不幸を求めるようになるから)」とされ、一種の禁じ手に近い技であった。

良牙に関係のある物[編集 | ソースを編集]

和風男溺泉の地図
日本にあるといわれる、男溺泉の存在を示す地図。地図では昔の地理が描かれていたが、現在では男溺泉の場所は風林館高校の女子更衣室の真下。
喜面流拳印術
丹田(下っ腹)に特殊な拳印を施すことで世界最強の男になれる。ただ、拳印がふざけた落書きにしか見えないため、良牙はすぐに消したがっていた。印を消す方法は強い相手に負けること。水を被ってPちゃんの状態でも世界最強であった。腹をねじることで拳印の表情を変えれば、世界最強という効力はなくすことが可能。
恋の釣竿
良牙が旅先で購入。これで釣られたものは、あざができ、そのあざが徐々に鯉(恋)に成長していく。あかねを釣るつもりが、間違って乱馬を釣り上げてしまった。
年の数茸
良牙が森をさまよっているときに見つけて食べた茸。このキノコを食べると、食べた茸の長さと同じ年齢になってしまう(例:10cmを食べると10歳になってしまう)。

その他[編集 | ソースを編集]

  • 当初の声優はパンスト太郎をやった古本新之輔と台本[1]に書いてあった。
  • 良牙を演じた声優の山寺宏一は、アニメが始まった最初の頃は、呪泉郷のガイドなど脇役を中心に役を与えられていた。「このまま脇役をやっていくのか」と思っていたら、ある日突然スタッフに「良牙やってもらうから」と言われ、驚いたという。

響良牙の呼称一覧[編集 | ソースを編集]

名前 良牙を呼ぶ際の呼称 良牙に呼ばれる際の呼称
乱馬 良牙(Pちゃん、P助) 乱馬
あかね 良牙くん(Pちゃん) あかねさん
なびき 良牙くん なびきさん
かすみ 良牙くん かすみさん
早雲 良牙くん お父さん(※早雲はこの呼称で呼ばれるのを嫌がっている)
玄馬 良牙くん おじさん
右京 良牙 右京
帯刀 良牙 九能
シャンプー 良牙 シャンプー
ムース 良牙 ムース
八宝斎 良牙 じいさん
コロン 良牙 ばあさん
東風 良牙くん 不明

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 第7話台本キャスト一覧より

it:Ryoga Hibiki

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